覚醒するインドという巨象

インドは多くの場面で巨象にたとえられる。

その足踏みはゆっくりであるが、人口13億人を抱え、その半数が25歳以下という現実とともにインド政府がすすめる内需主導型の経済成長は、まさに「巨象」である。年率7%を維持するGDPの成長率は、2期目これから5年間を指揮するモディ首相により、確実にインドの成長を約束するものとなるでしょう。

世界の経済と安全保障は着々と「中国vsインド」という形へシフトしているのだが、そのインドについて正しい知識を持っている日本人は少ない。

例えば、インドの経済成長を牽引するモディ首相を野党時代から支持してきた安倍首相との関係はどうなのか?インドの非中国(反中国ではないが)の姿勢を日本にとっての好機と考えて、インド市場を日本にとっての最後のフロンティアと考える日本の経営者がどれだけの人数いるのだろうか。

アジアの最も東側に位置する日本と、その逆であるアジアの最も西(政治的には南アジアとも呼ぶ)に位置するインド。そんな地理的な要因もあり現代の日本人が「インドの今」を知らない事実を責めることはできない。普通の日本人が持つインドのイメージとは実に「漠然としている」と思う。

私たちは、世界に目を向けて、さらにはインドと共に未来を歩みたいと考える、中小企業の経営者の挑戦を応援するために、「インドの今」を紹介します。

歴史あるインド、多様性のインド、可能性のインド、誤解のインド、やっぱり的なインド(笑)。

世界の中に生きる日本の未来を見ていくときに、ただ一つ間違いのない事実がそこに存在する。

それは「無視できないインド」。

そう覚醒するインドという巨象の存在と影響力なのだ。

私たちは様々なトピックを掘り起こし、このブログが読者の「インドの今」を正しく知る礎となり、インドと読者を物質的にも精神的にも結びつけるきっかけとなることに喜びを感じ、インドと日本の双方にとって、より素晴らしい未来につながることを願っています。

 

インド国旗

鳴海 智浩

アカルジャパン株式会社・代表取締役。今後10年のインドの成長に貢献したいという強い思いで2018年に渡印する。アメリカ、スリランカ、インドに住んだ経験を持つ。アメリカの大学で国際関係学を専攻。比較文化論の専門家であり複数の会社を持つ経営者でもある。

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